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アメリカのファーストフードの大半は、日本に進出していると思う。
マクドナルド、バーガーキング、ウェンディズ、サブウェイなど、ですがメジャーで進出していない、ファーストフードといえば、タコベルだと思う。
ちなみに、前回の駐在生活を2002年で終え、帰任した際には、マクドナルドには本当に行く気がしなかった。
ハンバーガーを見るのもいやだったのだ。
ですが、タコベル=タコスに関しては食したいと思っていた。
ところがあまり日本ではメキシカンフードメジャーでなく、なかなかレストランは無いので、困った記憶がある。
そこで、今日は僕が前回の駐在で、お客さんに移動の際に車中では、ハンバーガーをかじりながら移動するか、もしくはこの、タコベルのスリトーシュプリームをかじっていた、こいつの紹介である。
概観はこんな感じ。東野圭吾の文庫本と比べていただきたい。なかなかのボリュームである。
仕上がりはこんな感じで、ちょっとフライパンで圧縮焼き(適当な表現浮かばず)で焼かれている。
かじっている。
茶色は、ひき肉と、甘くない金時豆のペーストである。
これをかじると、昔、つらかった2000年の思い出が浮かぶのである。
ほんのり塩味である。
支店開設したは良いが、売上げが無い。
必死だった。
「何とかしたい」と月12000kmアメリカの国土を走り回り、駆けずり回っていた時代である。
そのときに聞いていた歌が今日のBGM、クイーンのSambady to love。
これは「ホモの兄さん達御用達」の歌と評されるが、歌詞を味わうと同じ様な境遇に思えた。
売上げを上げるために「これをこうしたい」と北米本社にお願いをすれば「こいつおかしくなった」と言われた。
朝から夜中まで働き、週末も無く、いつもボロボロだったが、だけど数字も、当然自分の評価も上がらない。
誰も助けてくれず、知り合いもいない。
精神的に参った。気が付くと体重も20kg減った。
そんな時食べていたこの味を思い出し、今日もガムバロうと思うのであった。
ちなみに何とか売上げを上げたいと思い、支店を開設したアメリカの田舎町で「一番売れるものは何か?」と営業ついでに日本人のお客さんに「仕事に関わらず何が欲しいか?」と聞いて回った。
至った結果として「売上げが無いので、マグロ売っても良いですか?」と北米本社に購入ルートを調べ、営業企画を持っていった。「この労力があるなら、本業のモノを売れ!アホ!」と怒られたが、今では伝説の笑い話になってしまった。