だから潰れんだ!デル○ァイさんよ!

 もう今後は遠慮無く、毒舌でいきたい。

 前も書いたかも知れないが、「アメリカ人は馬鹿か?」という話が往々にある。
 それは文化の違いによるものもあるので、僕は一概に言えないと思う。
 ただ、言える事は、日本の労働の質は極めて高い、ということだ。それは昨今の日本の最大自動車メーカーTさんが、Gを抜かす事にあるだろう。

 ところで早くも、チャプター11(日本で言うところの会社更生法みたいなもん)を適用したデルファイがある。
 ここにしばしば訪問する事がある。
 こいつらまだ、勘違いしている。自分たちはNo1だと。

 言ってみれば、「倒産」した会社のくせに僕らを呼びつけて
 デル○ァイ「あなた達にチャンスをやろう、この仕様書に基づく製品に対する企画書を出して欲しい」と。
 そんなん要らん。
 偉そうに。
 カチンときた。

 僕「それはいいけど、お宅の財政大丈夫?」(同僚のアメリカ人ヒヤヒヤ)
 デ「(ムッとして)それは株主さんに対しての必要な努力をしていて、全力で業務に励んでいる」
 僕「努力と財政って関連性は無い様に思うけど」
 デ「お宅はこの話に乗りますか?乗りませんか?」
 僕「検討しますので、帰ります」

 東京の本社からは同じ事を言われました。
 「仕事とって金取れんのか?」
 
 んで、気の弱いアホな担当営業ともう一度訪問。
 デ「ところでまず、今日は初めに技術的なことを聞きたいのだけど」
 僕「いいよ」
 デ「(製品を2つ手に持って)この製品より、この製品の方がいいんじゃないかな?」
 僕「いいっていう判断基準は何ですか?」
 デ「いや、お宅の製品じゃないんだけど他のメーカーの市販品を買ってみたんだよね、2種類。何か、こっちの方がいいと思うよ。(ニヤニヤとして、さもこのオファーは、お前んとこにだけ出しているじゃ無いぞ、と言いたげに)」
 僕「どの様に良かったですか?」
 デ「音のノイズが少ないよね」
 僕「ノイズの規定をしなければ、良い悪いの規定はできないし、ノイズと言うのは非常に曖昧で、車の製品であれば個人差があるから、良い悪いの規定はしにくいですよね?」
 デ「俺にはこっちの方が良く聞こえる」
 僕「僕にはどちらも正常に聞こえます。そこがポイントじゃないでしょうか?」
 デ「構造上はこっちの方が良いだろう?」
 僕「いえ、どちらとも理にかなった製品ですから、良いも悪いも言い難いですね」
 デ「こっちの方が良いと言ったら良いんだ!(もう感情的)」
 僕「では、ノイズの原因を説明しましょう。=ホワイトボードに箇条書きにする。あなたが指摘しているのは、この1項目だけです。その他に5個あります。それをひとつずつクリアする必要があります」
 デ「そんなことは無い。この1項目で充分だ思う」
 僕「FMEAって言葉はご存知ですか?(FMEA=自動車業界では知らなきゃアホ)」
 デ「知っているが、これには関係ないだろう」
 僕「ならば、永遠にノイズ問題が発生しますよ」
 デ「じゃ、お宅の製品は使えないですな」
 僕「意味が良くわかりません。ですが、そのノイズを解決した世界で初のメーカーですよ、弊社は。他は後1社のみです」
 デ「俺がこの間、基準になる図面を送ったろう?黙ってお前はそれ基にを見積もればいいんだ」
 僕「その図面ですが、理屈がわからないので確認したいんだけど」
 デ「自分で考えろ!」
 僕「ええ。考えましたが、こんなに理屈に合わない図面は初めてです」

 ま、馬鹿の典型。
 アメリカ人の技術者で「聞く耳持たない頭でっかち」で「理論だけの現場を知らず」で、たちの悪い事に「黄色(東洋人)が嫌いな白人」である。

 もう完全倒産しとけ。