脳汁噴出万年筆
ちょっと前に「招き猫」さん家(http://manekinekohonpo.seesaa.net/)でも話題になっていた万年筆。
僕は、モンブランの「万年筆風水性ボールペン」も持っている。
父親の形見のようなものだ。
「ようなものだ」という中途半端な言葉の意味は、今を去ること10数年前に、アメリカ長期に3ヶ月の出張に私は出ておりました。
丁度その出張中、父親が定年を迎える時期だったのですが、会社から「もう5年残って欲しい」との提示を受けたと、国際電話で聞いたのです。
私が父親にそのお祝いと、ま、ひとまず定年お疲れ!の意味も兼ねて、プレゼントとして,アメリカで買ったものでありました。
しかしながら、結局、その電話から1ヶ月後心不全で父親が亡くなったので、渡せず終いになり、私が持っているのであります。はい。
呑み屋、パチンコ屋、電車etcに置いてきたか、行方不明になったライター、ボールペン、傘など数知れず。
そんな男に「高級な小物」こそ危険であります。なので、このモンブランは自宅保管です。
ところで、実は最近少しだけ役職が上がり、部屋を移動しました。
これまでも、オフィスでは個室を与えられていたのですが、更に大きな個室行きに。
その移動の際、自分の荷物を整理していると、見た事の無い封筒を発見。
開けてみると、前任者からだったのですが「たっくさん、この万年筆は、お客様の課長職以上用に作られた販促品であり、1本かっぱらっておいたものです。僕は万年筆は使いませんのでどうぞ」とメモが入っていました。
銘柄はWatermanでした。
ネットで調べますと、ブラックラッカーというタイプのようです。
価格も7千円ぐらいから1万円というところです。
付いていたインクのカートリッジをつけ試し書き。
びっくり。
滑らかで、ソフトな感触。(感動で脳汁噴出)
しばらく病み付きになりそうです。