Tac5552008-01-21

毎度
 今日はアメリカは、キング牧師の記念日で休みなのだ。
 っというより、会社は、休みだったり、そうでなかったりする。
 ところで、キング牧師に関しては、特に論じない。
 だって、僕は黒人ではないし、彼らの虐げられてきた苦労だとか、苦しみのような感情を此処で論じる権利は、僕には無い、と思っている。
 昔、チェッカーズだと思うが、キング牧師の有名な演説のフレーズ「I have a dream〜」をちょっと味付けをして歌を歌っていた。
 ちょっとアメリカについて勉強すれば、このキング牧師や、マルコムXに辿り着くわけだが、「あまりに軽率」に聞こえた事がある。日本人である僕らは「部落」という問題はあるが、安易な気持ちで論じては行けないのと同じである。
 そうは言っても、アメリカには未だ確実に人種差別はある。
 僕だって差別を受ける一人である。 
 白人の人は「黒人は働かないのに金を欲しがる」といい、黒人の人は「白人は働かないのに高給を取り、東洋人は黒人から仕事を奪う」と言う。
 これから、日本もより多くの外国人が、労働人口の減少により増えるでしょう。特にブラジルの人とかより多く日本に入ってくるでしょう。
 外国で暮らす、という事が、より理解しているように思うので、日本に帰国したら、それらの人達にはやさしくしてやろう、なんて考えるのである。
 昔、僕の実家の直ぐ近所のアパートに、マリアさんというフィリピンの女性が住んでました。日本人の男性と同棲してました。
 どうやら、「こんにちは」とか「おはようございます」と声を掛けた日本人は、近所では、我が家の両親と祖母だけだったようで、ある日マリアさんが「どうして貴方達は声を掛けてくれるのか?」と聞いたらしい。
 父親は「だってご近所でしょ?」というと、彼女は泣き出したそうです。これまでずっと白い目で見られていたから、ちゃんと一人の人間としてみてもらえるように思えたのだそうだ。
 そこで、父親と祖母がその場に居合わせたのですが、「ま、泣いてないで、家に上がって御茶でも飲んでいきなさい」と声を掛け、そこから交流が始まったとか。ま、10年も前の話なので、フィリピンの女性にはとりわけそう言う差別感があったでしょうね。
 そんな話を父親の通夜にマリアさんから聞いたことを、今日、キング牧師の日に思うのである。